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スタッフコラム

2018.06.25

高蔵寺地区再開発(リ・ニュータウン計画)・・

みなさんこんにちは。

以前「春日井駅再開発計画」のご案内をしましたが、ご来店の近隣住民のかたでも

知らない方が多くて少々驚きました。

さて、今回は春日井市の(かつての)ニュータウンである「高蔵寺地区」の再開発計画について

お話ししたいと思います。

 

「高蔵寺ニュータウンのこれまで」

高蔵寺は名古屋市の北東に位置する春日井市の丘陵地約700ヘクタールを対象に切り開き、1968年に入居が開始されたニュータウン。

当時の日本住宅公団が手掛けた全国初のニュータウン開発として注目を集めました。

当初の計画人口は8万1000人、計画戸数は約2万戸。

ショッピングセンターや飲食店、交番や郵便局などが集積する「センター地区」を中心に7つの住区で構成され

、約8000戸の賃貸住宅と2400戸の分譲住宅や県営住宅、約9200戸の戸建住宅、そして小中学校や高校などが整備されていきました。

高度成長期からバブル期を通して人口は順調に増え、95年には約5万2000人に。

しかし、これをピークに人口は減少に転じます。団塊世代の子どもたちが巣立ったまま新しい入居者は増えず、

残された親たちが一斉に高齢化していったからです。

現在の人口は4万5000人を割り込み、65歳以上の高齢化率もニュータウン全体で約30%、地区によっては40%を超えています。

これは春日井市全体の約24%、全国平均の約25%をはじめ、東京都・多摩ニュータウンの約21%を大きく上回り、

大阪府・千里ニュータウンの30%とほぼ同じ水準です(いずれも2015年時点の比較)。

URとともに土地や施設を所有、管理する春日井市が危機感を持ったのは2013年ごろから。

市企画政策部の担当者と大学教授らを交えて課題や対策を整理、2015年には「ニュータウン創生課」を新設し、

再生計画を策定する有識者委員会を立ち上げました。

 

2016年から「リ・ニュータウン計画」

委員会の資料として出された各種アンケートによれば、

ニュータウン全体の住環境が総合的に「満足」か「ほぼ満足」と答えた住民は74%。

年代別に見ると50代で満足度が77%を超えていましたが、20代では67%と落ち込み、次に低いのは70代の約72%でした。

要素別に見ると「緑の豊かさ」や「住宅周辺の静かさ」「建物の高さやまち並み」への満足度がいずれも8割超。

一方で「高齢者や障害者のための福祉施設」「徒歩や自転車での行動のしやすさ」「まちの活気」などは不満の方が多くなっていました。

委員会では高蔵寺が多摩や千里と違う特性として

「商業施設が中央部に集約されている」「区域内に鉄道がなく、公共交通をバスが担っている」ことなどを指摘。

それらの課題と対策を検討して、市は16年3月に「高蔵寺リ・ニュータウン計画」を策定。

主要プロジェクトとして小学校統合後の旧校舎(旧藤山台東小学校)を活用した「多世代交流拠点の整備」や、

ニュータウンへの玄関口でありながら賑わいのない「JR高蔵寺駅周辺の再整備」などを進めることを決めました。

同年10月には愛知県と共同で自動走行車の実証実験も行い、病院や買い物に出るお年寄りの新たな「足」としての利用を探り始めました。

~私たちスタッフもこれからの「高蔵寺」を見据えて戸建・集合住宅のご提案をしていきたいと思います。

 

 

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