このタイトル第2段となります。
近隣の観光施設は年末年始・冬季閉鎖というところも多くあまり遠出という場所も
ありませんでした。
以前触れたのですが家族の共通趣味はスポーツ観戦(競馬)です。
この地は騎乗(サラブレッド種)して行うタイプではなく、世界中でここのみで公営競馬が
行われる「輓曳(ばんえい)競馬」開催地です。
当然滞在中(5日間)観戦に行きました。
この期間重賞とよばれる格の高いレースが行われ現地でも盛り上げった開催でした。
※基本的に開催時刻は土日月・正午過ぎから夕刻です
↑ 施設的にはかなりローカル色は強いのですが、楽天グループによるネット馬券購入販促により近年売上も伸長し昨年度も
過去最高を更新中です。
※参考出典:北海道帯広市と「楽天競馬」を運営する競馬モール、馬券の一部を地域振興に充てる「ばんえい十勝応援企画」の2023年度継続を発表 | 楽天グループ株式会社 (rakuten.co.jp)
一般的な平地競走(通常競馬)と違うのは、そりに錘(500~1,000㎏)を載せて競走するのですが
そのコースも同じダート(砂場)でもかなり違います。
↑ 中央競馬(JRA)一般的ダートコース構造(左)とばんえいコース(右)画像です。
平地競走ダートは馬の脚部負担も考慮し表層はかなりサラサラ感がある(当方歩いた経験あります)性質ですが
ばんえいはどちらかというと小石に近い粗さがあります。
どちらも適度に水分を含むと競走走破タイムが短縮される傾向にあります。
※平地競走ではこの馬場状況を「稍重(ややおも)」ばんえいでは「軽馬場」と称します。
さて肝心のレースですが娘と共に現地観戦をして印象に残ったものはふたつ(帯広記念・天馬賞)
※実況動画添付しておきます
↑ 重賞レースの際は誘導馬(白馬)が先導します(左) この種のレースでは山場の障害(第2障害)に観戦者が衆参します(右)
帯広記念(1月2日・GⅠ)レース実況動画 第46回帯広記念 (youtube.com)
↑ 帯広記念優勝馬(牡10歳)~ばんえい馬ピークは6~7歳ですが大健闘!
天馬賞(1月3日・GⅠ)レース動画 第17回天馬賞 (youtube.com)
↑ 天馬賞優勝馬(牡5歳)~見事な差足が決まり快勝、タイトル3冠達成!
いずれも動画とは違う現地での感覚を味わうことができ良い体験となりました。
平地競走(JRAやなごやけいば)との違いは競走方法もそうなのですが、観客の雰囲気が全く異なります。
(平地競走だと自分が懸けた)馬券に絡まない馬(騎手)に対して心無い言葉をかけることが珍しくないのです。
※出走させるまでの周囲の苦労はある程度理解しているのでいつも残念に思います・・
(ばんえいの場合は)着順如何にかかわらずゴールまでしっかり応援する人が多いことです。
※最後まで力を振り絞り努力している姿を自分と照らしているのではと推測しています・・
競走途中で一度座り込む(専門用語で「膝を折る」)シーンもありますが、再度立ち上がり
再びゴールを目指す姿は感動的で(馬たち自身は苦痛なのでしょうが)、
とても明日への活力をもらえます・・・
なかなかこうした体験をする機会も少ないでしょうから、もし北海道(十勝)へお越しの際は
是非現地にて観戦するというプランを立てることをおススメします!
BY 池田